1. はじめに:デスクワークと肩こりの関係
パソコン画面を長時間見つめ、キーボードを打つ姿勢を続けていると、首~肩まわりの筋肉がじわじわと固まり、血流が滞ってしまいます。特に、肩甲骨の動きが硬くなっていると、「腕を挙げにくい」「後ろ手が伸びにくい」といった不快感を伴うことも。
「毎日PC 8 時間」「電話やメールで首を前に倒しがち」という方は、肩こりリスクが高い状態にあります。
また、同じ姿勢を続けることによって使われない筋肉と過剰に使われる筋肉のアンバランスが生じ、「どこを動かせば良いか分からない」状態になることが多いです。
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2. なぜ肩こりが起こるのか?(原因メカニズム)
筋肉の緊張・血行不良
長時間使われた筋肉(特に僧帽筋、肩甲挙筋、胸鎖乳突筋など)は疲労物質がたまりやすくなり、痛みやこりを感じやすくなります。
姿勢の崩れ → 骨格のゆがみ
猫背や前傾姿勢になると、肩甲骨の本来の動きが制限され、筋肉に余計な負荷がかかり続けます。
自律神経・眼精疲労による波及
画面を見る時間が長いと目が疲れ、自律神経にストレスがかかります。この影響で首肩周辺が緊張しやすくなる方もいます。
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3. 自分でできる対処法・ストレッチ例
以下は、デスクワーク中・合間にできる簡単ストレッチ例です(各30秒〜1分目安):
肩甲骨引き寄せストレッチ:背筋をまっすぐにして、両肘を後ろに引き、肩甲骨を中央に寄せるようにゆっくり戻す
首回し&側屈ストレッチ:頭をゆっくり左右に傾け、首の横を軽く伸ばす
胸ストレッチ(ドア枠活用):ドア枠に肘~前腕をつけ、身体を前に進めて胸を開く
肩をすくめる・下げる運動:肩をすくめてから一気に落とす → 肩甲骨を寄せるように戻す
注意:強く引っ張る・無理に伸ばすと逆効果になる場合もあります。違和感・痛みが出たら中止してください。




